年休消化中の脱サラブロガー、おくそんです。
さぁ、私おくそん一家は5月8日に沖縄から千葉県へ旅立つため粛々と引越し作業を始めています。がしかし、4月末まで私がフル出勤していた為実際の引越し準備に取り掛かり始めたのは5月1日から・・・
いや、ヤバいよね普通に。
そしてさらにヤバい事態が起こっていました。
その内容は・・・車を東京まで配送するために、5月5日に那覇の港まで持っていかなくてはなりません。そして東京に車が着くのが5月9日予定となっています。
しかしながら。
なんと私の愛車の車検が5月8日で切れるではないですか!!
(;’∀’)
しかも何がヤバいかって、4月末になって焦り始めた私のゆとり加減がヤバいですよ。
でも4月めっちゃ忙しかったんだよ!!!
なんて言っている場合ではない。新車購入後1回目の車検とかならともかく、10年以上前で走行距離9万キロの車を民間車検場に持っていっても5月5日までに終わるとは思えない。しかも「あれも交換」「これも交換」と言われ5万以上費用がかかることは間違いないだろう。
部品交換することが悪いわけではないが、今の私には時間と予算が無い。
だとすると答えは一つ。
ユーザー車検だ。
☒目次
ユーザー車検とは??
ユーザー車検(ユーザーしゃけん)とは、自動車の使用者が自ら運輸支局等に車両を持ち込んで継続検査(≒車検)を受けること。出典:wikipedia
うん。簡単に言うと。
自分で【予約をして】各都道府県にある「運輸支局」や「軽自動車協会」に突入し、【必要な書類を自分で用意】して【自分で継続検査(車検の更新)の申請をして】【自分で検査場に突入】して車検証をゲットするという流れである。
基本的にすべて自分で行うので、車両に不備がなければ法定費用と手数料のみで新しい車検証をゲットすることができる。
ちなみに私の場合は軽自動車なので・・・
【自賠責保険24か月】12.890円(沖縄)
【重量税】8.200円
【検査手数料】1.400円
【合計金額】22.490円
となります。
でもこれは何もなくてですよ!!あと沖縄県は自賠責保険の金額が本土より安いです。ちなみに本土価格は「26.370円」です。(平成25年4月1日改定)
さぁ、ユーザー車検に挑戦してみよう
何を隠そう私は「自動車整備」の専門学校に通っていたのです!!!
半年で辞めたけどな!!( ;∀;)
なのでまぁ素人もいいとこですよ。
さぁ、問題は時間です。5月5日までという話でしたが、世間はGWという最悪な状況・・・「何ソレ?ワタシそんなタイケンシタコトアリマセンけど??」と言いたいところだが現実は変えられない。
しかもある意味今私はGW以上の休みをもらっている。
というわけで、軽自動車協会も5月3日から休みに入ってします。なので正確には5月2日までに新しい車検証をゲット出来ないと「最悪の事態になる」というわけです。多分那覇の港で拒否されるんじゃない??もう料金払ってるけど・・・。
軽自動車協会のサイトから車検予約へ・・・
「車検の予約」というボタンからアカウント登録を行い、車検の空き状況を確認し希望日に予約を入れる。基本的には1~4Rで検査が行われており、1・2Rは午前で3・4Rは午後になっている。
私は何とか5月2日の第3ラウンドに予約をすることが出来た。
これにコケたら終了である。
ここで以前から気になっていたことがあった。一度部品交換でハンドルを交換してから「エアバッグ警告灯」が消えないのだ。しかも数か月間から車検の検査項目に「警告灯の正常点灯」が加わっており、今のままでは間違いなく検査に通らないのだ。
焦る気持ちを抑えディーラーに確認してみた・・・。
・・・・
そんな時でも私は焦らない。
最終手段として「解体屋」という手がまだ残っている。
まず最寄りの解体屋を訪ねてみた。
・・・・・
そう思った。
おじぃが倉庫からハンドルを持ってきてくれた。がしかし。
肝心のエアバッグの火薬~カプラーへの大事な部分が無い・・・。むしろそこだけが欲しい部品なのだが・・・。でもこの人の気持ちを踏みにじるわけにはいかない。私は一度ハンドルを受け取り、車内に戻ってしばし瞑想した。
・・・・・
・・・10分後。
と返しに行ったのでした。
さぁ、さすがに焦りはじめる私。
僅かな願いを胸に近所の「カミヤ解体」へ連絡をすると・・・
「カミヤ解体」に到着し、半壊状態のミラジーノまで案内してもらった。エアバッグが生きていることも確認し、ここから先は私が「オラオラ~」とエアバッグ部を外すと・・・あった!!!これこれ!!この配線が欲しかったのだよ!!!しかもこの形だったらポン付け出来る!とテンションが上がった勢いでそのままハンドルを外し、私の車に着け変えるのでした。
部品代は5000円だ。
3万以上かかるディーラーに比べたら驚きの経費削減だ。もちろん物はボロイが・・・最後に優しそうな黒人さん(従業員)がお茶をくれた。歯がめっちゃ白かった。ありがとう。
だが私にはまだ消えない不安が残されていた・・・
予備検査というシステム
そう、私の不安は実際に検査にかけないとわからない部分【ライトの光軸】だったり【下回りに問題が無いか】ということだ。いかんせん中古で購入した車両は、見えない部分で何が起きているかわからないというデメリットがある。
そんな私の不安を消してくれるのが、「予備検査」というものだ。
たいてい陸運支局の近くにあり、車検で受ける検査の「疑似検査」を受けることが出来る。これに受かっていればほぼ本検査もパス出来るだろう。しかも多少の調整ならここでやってくれる。
いざ予備検査へ
陸運近くの「予備検査場」に行ってみた。まずは光軸テストから・・・すると・・・
やっぱりです。
3ラウンド受付まであと2時間・・・
(;’∀’)
もうダメだぁぁぁ
こんな自分を呪った。
最後に一縷の望みを胸に、陸運手前にある予備検大手「ヨビケン沖縄」へ
何食わぬ顔で、初めて検査を受けるかの如く検査を受ける私。
「ヨビケン」ではライトのテストは最後だった。
なんと!!!!イケメンの検査員がちゃちゃっと直したではありませんか!
しかも何も言わず。何事も無かったかのように。
仕事の出来るイケメンは気も使えるらしい。
だが残念ながら私はその左ライトの光軸(というか取り付け部?)がずれていることを知っていたのだ。ジロジロ見てしまって申し訳ない。
「下回りで若干のオイル漏れがありましたけど、これくらいなら大丈夫です」という言葉をいただき、私は安心して「ヨビケン」を後にした。
軽自動車協会へ
予約ラウンドの1時間以上前についた。それにしても沖縄はいたるところにシーサーがいる。
「自賠責保険」
「納税証明書」
「車検証」は必須だ。「整備点検記録簿」は必要書類になってはいるが、無くてもよい。聴かれたら「後整備します」と返答しましょう。
とりあえず総合窓口へ・・・すると
この書類に必要事項を書き込み、重量税の印紙を購入したらようやく「検査ゾーン」に進むことができる。
「検査ゾーン」とは
こんな感じで指示に従いながら車を動かすだけである。
所要時間は30分位だった。
そして無事検査が終わり、新しい車検証をゲットすることが出来た。
あまりの嬉しさに、検査場を出た後一人車内で発狂していたことを知る人はいないだろう・・・。
総額29.490円(ヨビケン2000円込み)